長年使ってきた我が家のトイレは、掃除をしてもどこか薄暗く、古めかしい印象が拭えませんでした。便器の機能にも不満が出てきたことをきっかけに、思い切って壁紙や床もすべて一新する、内装込みのリフォームを決意しました。私がリフォームで最もこだわったのは、狭い空間をいかに明るく、そして広く感じさせるかという点でした。リフォーム会社の担当者さんと何度も打ち合わせを重ね、たくさんのサンプルを見せてもらいました。最終的に選んだのは、壁の三方を明るいアイボリーの壁紙にし、奥の一面だけを爽やかなミントグリーンのアクセントクロスにするというプランです。床は、掃除のしやすさと温かみのある質感を両立できる、木目調のクッションフロアに決めました。工事当日は、朝から職人さんが来て、手際よく古い便器や壁紙を撤去していく様子に少し寂しさを感じつつも、新しい空間への期待で胸がいっぱいでした。リフォーム中は近所のコンビニのトイレを使わせてもらうなど少し不便もありましたが、工事はわずか一日で完了。夕方、生まれ変わったトイレのドアを開けた瞬間、思わず「わぁ!」と声が漏れました。以前の薄暗い空間が嘘のように、明るく清潔感あふれる場所に変貌していたのです。ミントグリーンのアクセントクロスが空間に奥行きを与え、新しいタンクレストイレは見た目もすっきり。床の木目調も想像以上に温かい雰囲気で、小さな空間ながら心から落ち着ける場所になりました。何より嬉しかったのは、汚れがつきにくく、掃除が格段に楽になったことです。内装まで一新したことで、トイレに入るたびに小さな幸せを感じられるようになりました。費用は決して安くはありませんでしたが、毎日使う場所がこれほど快適になるのなら、本当に価値のある投資だったと心から満足しています。これからリフォームを考えている方には、ぜひ内装まで含めたトータルでの計画をおすすめしたいです。