洗面化粧台に浄水器を取り付けたいと考えたとき、まず悩むのが「どの浄水器を選ぶか」そして「誰に取り付けを依頼するか」ではないでしょうか。最適な選択をするためのアドバイスをいくつかご紹介します。まず浄水器選びですが、何を重視するかで選択肢が変わってきます。浄水能力を最優先するなら、フィルターが大きく高性能なカートリッジを使用できるアンダーシンク型が有力候補です。ただし、設置スペースが必要で、初期費用や工事費も高めになります。手軽さを重視するなら、蛇口直結型がおすすめです。工事不要で取り付けも簡単、価格も手頃ですが、浄水能力や流量は控えめなモデルが多く、カートリッジの交換頻度も高くなる傾向があります。見た目のすっきり感を求めるなら、水栓一体型が良いでしょう。デザイン性も高く、操作もシンプルですが、水栓自体の交換が必要なため、費用は最も高くなります。浄水器を選ぶ際には、除去したい物質(塩素、濁り、トリハロメタンなど)に対応しているか、カートリッジの寿命と交換コスト、そして保証期間などをしっかり比較検討しましょう。次に、取り付けを業者に依頼する場合のコツです。アンダーシンク型や水栓一体型の取り付け、分岐水栓の設置などは、専門的な知識と技術が必要なため、プロに依頼するのが安心です。業者を選ぶ際は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。料金体系は業者によって様々で、出張費、作業費、部品代などが含まれているか、追加料金が発生する可能性はないかなどを詳細に確認することが重要です。水道局指定工事店であるかどうかも、信頼性を判断する一つの目安になります。口コミや評判も参考にしつつ、見積もり時の対応が丁寧か、説明が分かりやすいかなどもチェックポイントです。特に賃貸住宅の場合は、浄水器を取り付ける前に必ず大家さんや管理会社に許可を得る必要があります。水栓交換や穴あけ工事が必要なタイプは許可が下りにくい場合が多く、退去時の原状回復義務についても確認が必要です。蛇口直結型のような原状回復が容易なタイプを選ぶのが無難かもしれません。これらの点を踏まえ、ご自身の状況や希望に合った浄水器を選び、必要であれば信頼できる業者に依頼することで、快適な浄水ライフをスタートさせることができるでしょう。
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