最近、私は一人暮らしの高齢者を見守るボランティア活動に参加している。排水口交換のトイレつまりが吹田では月に数回、高齢者宅を訪問し、安否確認や生活支援を行っている。 ある日、いつものように高齢者宅を訪問した。ドアをノックしても、応答がない。心配になり、合鍵でドアを開けると、異様な匂いが鼻をついた。 「まさか…」と思いながら、奥に進むと、トイレから水が溢れ出し、床一面が水浸しになっているのを発見した。高齢者は、トイレの中で倒れていた。 すぐに救急車を呼び、高齢者を病院に搬送した。高齢者は、脳梗塞で倒れたらしく、意識不明の状態だった。 トイレの水漏れは、高齢者が倒れてから数時間経過していることを示唆していた。もし、発見が遅れていたら、命に関わっていたかもしれない。 今回のトイレ水浸し事件は、高齢者宅での異変は、SOSのサインである可能性があることを教えてくれた。特に、一人暮らしの高齢者は、体調が悪くなっても、誰にも相談することができず、症状が悪化してしまうことがある。 高齢者を見守るためには、定期的な訪問だけでなく、センサーやカメラなどのIT技術を活用することも有効だ。例えば、トイレの使用状況や室内の温度などをセンサーで感知し、異常があった場合は、家族や介護事業所に通知するシステムを導入することもできる。 また、高齢者が気軽に相談できる窓口を設けることも重要だ。電話相談や訪問相談など、様々な相談方法を用意し、高齢者が安心して相談できる環境を整えることが大切だ。 高齢者の見守りサービスは、高齢者が安心して生活を送るために欠かせないものだ。地域全体で高齢者を見守る体制を構築し、高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らせる社会を実現する必要がある。 今回の高齢者宅でのトイレ水浸し事件は、私にとって、高齢者見守り活動の重要性を改めて認識する機会となった。今後も、高齢者の声に耳を傾け、高齢者が安心して生活できる社会の実現に向けて、積極的に活動していきたい。
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