蛇口が固い!自分でできる応急処置と潤滑剤の使い方

蛇口が固くて回らない場合、すぐに専門業者を呼ぶ前に、自分でできる応急処置を試してみましょう。ここでは、自分でできる応急処置と、潤滑剤の正しい使い方について解説します。まず、蛇口が固くて回らない場合、最も簡単な応急処置は、ゴム手袋をはめて、滑り止めをしながら、ゆっくりと回してみることです。ゴム手袋をはめることで、手が滑りにくくなり、力を入れやすくなります。それでも回らない場合は、潤滑剤を使用してみましょう。潤滑剤は、蛇口の可動部分に浸透し、動きを滑らかにする効果があります。ただし、潤滑剤を使用する際は、必ず「水道用」のものを使用してください。他の種類の潤滑剤を使用すると、蛇口内部の部品を傷めてしまったり、水質を悪化させたりする可能性があります。水道用の潤滑剤は、ホームセンターや、インターネット通販などで購入できます。潤滑剤を使用する際は、まず、蛇口のハンドルやレバーの根元、スピンドルの周辺など、可動部分に少量吹き付けます。そして、数分間放置し、潤滑剤を浸透させます。その後、ゆっくりとハンドルやレバーを回してみて、動きが改善されているかを確認します。もし、まだ動きが悪い場合は、再度潤滑剤を吹き付け、同じ作業を繰り返します。潤滑剤を使用しても蛇口が回らない場合は、無理に力を加えずに、専門業者に修理を依頼しましょう。無理に力を加えると、蛇口や配管を破損してしまう可能性があります。また、応急処置として、熱湯をかけるという方法もあります。熱湯をかけることで、蛇口内部の固着物が膨張し、動きやすくなることがあります。ただし、熱湯をかける際は、火傷に注意し、蛇口の材質によっては、変形や破損の可能性があるため、注意が必要です。これらの応急処置は、あくまでも一時的な対処法です。蛇口が固くなる原因を根本的に解決するためには、専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。