洗面化粧台に浄水器を取り付けよう!と思い立っても、すぐに購入・取り付けに進むのは少し待ってください。事前にいくつか確認しておくべき重要なチェック項目があります。これらを怠ると、「買ったのに取り付けられなかった」「水漏れしてしまった」といったトラブルにつながりかねません。まず、最も重要なのが「水栓(蛇口)の形状とサイズ」の確認です。特に、手軽な蛇口直結型の浄水器を取り付けたい場合、自宅の洗面台の水栓が適合するタイプかどうかを必ず確認する必要があります。蛇口の先端が丸いか、ネジ(外ネジ・内ネジ)が付いているか、シャワー機能付きではないか、センサー式ではないかなど、製品の対応条件と照らし合わせましょう。水栓のメーカー名や品番が分かれば、浄水器メーカーのウェブサイトなどで適合を確認できる場合もあります。アンダーシンク型や水栓一体型を検討する場合は、既存の水栓のタイプや取り付け穴の数、配管の状況などを把握しておく必要があります。次に、「シンク下のスペース」の確認です。アンダーシンク型の浄水器を取り付ける場合、本体やカートリッジを設置するための十分なスペースが必要です。洗面台下の収納スペースを開け、排水管や給水管の位置を確認しながら、設置予定の浄水器本体の寸法が入るか、メンテナンス(カートリッジ交換など)の際に作業スペースが確保できるかを確認しましょう。分岐水栓を取り付ける場合も、作業スペースの確保は重要です。そして、「止水栓の位置と操作方法」の確認も必須です。浄水器の取り付け作業中は、必ず水を止める必要があります。洗面台の下や、壁際に給水管(お湯と水)の止水栓があるはずです。ハンドル式か、マイナスドライバーで回すタイプかを確認し、実際にスムーズに開閉できるか試しておきましょう。固着していて回らない場合は、無理に力を加えず、業者に相談が必要です。さらに、「電源の必要性」も確認しましょう。アンダーシンク型の一部の高機能モデルや、アルカリイオン整水器などは、電源が必要になる場合があります。洗面台の近くにコンセントがあるか、ない場合は電気工事が必要になる可能性も考慮します。これらの項目を事前にしっかりとチェックしておくことで、スムーズな浄水器の選定と取り付けが可能になり、予期せぬトラブルを防ぐことができます。
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