洗濯機のドブ臭さやカビ臭さが気になり、市販の洗濯槽クリーナーを試してみたけれど、どうも臭いが取れない、あるいはすぐに再発してしまう。そんな時は、専門業者による洗濯機クリーニングを検討するタイミングかもしれません。プロのクリーニングは、市販のクリーナーでは届かない部分まで徹底的に洗浄してくれるため、根本的な解決が期待できます。では、どのような場合にプロに依頼すべきなのでしょうか。その判断基準をいくつかご紹介します。まず、市販のクリーナーを何度か試しても、臭いや洗濯物への黒いカス(カビ)の付着が改善されない場合です。これは、洗濯槽の裏側やパルセーター(縦型洗濯機の底で回転する羽根)の裏、あるいはドラム式洗濯機の乾燥ダクト内部など、手の届かない部分に頑固な汚れや大量のカビが蓄積している可能性が高いです。プロは洗濯機を分解し、これらの部品を直接高圧洗浄したり、専用の洗剤で洗浄したりするため、見えない部分の汚れまで徹底的に除去できます。次に、購入してから5年以上経過しており、一度も本格的なクリーニングをしたことがない場合です。長年使用している洗濯機は、知らず知らずのうちに見えない部分に汚れが蓄積しています。特に問題を感じていなくても、予防的なメンテナンスとして一度プロのクリーニングを受けることで、洗濯機をリフレッシュさせ、今後のトラブルを防ぐことができます。また、洗濯機自体から異音がしたり、動作に異常が見られたりする場合も、内部の汚れが原因である可能性があります。この場合も、専門業者に点検とクリーニングを依頼するのが良いでしょう。ただし、プロに依頼するには費用がかかります。縦型洗濯機で1万円~2万円程度、分解が複雑なドラム式洗濯機では2万円~3万円程度が相場となることが多いようです。業者によって料金やサービス内容は異なるため、複数の業者から見積もりを取り、作業内容や保証の有無などを比較検討することが重要です。口コミや評判も参考に、信頼できる業者を選びましょう。費用はかかりますが、自分では落としきれない汚れを根本から除去し、清潔で快適な洗濯環境を取り戻せることを考えれば、プロのクリーニングは有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
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