「え、何これ!」思わず声が出ました。いつものように朝、眠い目をこすりながらトイレのドアを開けた瞬間、スリッパの裏に冷たい感触が伝わってきたのです。千葉若葉区には排水口を交換したトイレつまりに漏水から床には薄っすらと水が広がり、まるで小さな湖のよう。最初は、昨夜トイレを使った息子が何かこぼしたのかと思いましたが、水の広がり方からしてどうも様子が違います。恐る恐る奥に進むと、どうやら便器の根元、特にウォシュレットのあたりが濡れていることに気が付きました。ポタッ、ポタッ、と微かに聞こえる水の音。その音の源を探して屈み込むと、給水ホースの付け根から水滴が静かに、しかし確実に床へと滴り落ちているではありませんか。血の気が引くとは、まさにこのことでした。 頭が真っ白になりながらも、ポケットからスマートフォンを取り出し、震える指で「ウォシュレット 水漏れ 床」と検索しました。表示されたいくつかのサイトには、まず「止水栓を閉める」と書いてあります。止水栓?どこにあるの?と焦りながらトイレの周りを見渡すと、壁から伸びる管にマイナスドライバーで回せそうなネジがあるのを発見。そのトイレつまりを防ぐためには専門チームが伏見区は幸いにも工具箱にあったドライバーで、夢中で時計回りに回しました。すると、あの忌まわしい水の音がか細くなり、やがて止まったのです。次に電源プラグを抜き、感電の恐怖から解放されて、ようやく少しだけ冷静さを取り戻せました。しかし、問題はこれからです。びしょ濡れになった床をタオルで拭きながら、途方にくれました。夫は仕事で留守、私一人でこれをどうにかできるのだろうか。このまま放置すれば、床板が腐ってしまうかもしれない。もし下の階にまで水が漏れてしまったら…?不安ばかりが頭をよぎりました。 自分で部品を交換するなんて到底無理だと悟った私は、すぐに専門の修理業者さんを探すことにしました。いくつかの業者さんのホームページを見比べ、料金が明確で、口コミの評価も高いところを選んで電話をかけました。事情を話すと、「すぐに向かいます」との心強い返事。三十分ほどで到着した作業員の方は、私のパニックぶりとは対照的に非常に落ち着いていて、手際よく状況を確認し始めました。原因は、給水ホース内部にあるゴムパッキンの経年劣化だったそうです。「長年使っていると、どうしても硬くなって水漏れの原因になるんですよ」と優しく説明してくださり、あっという間に新しいパッキンに交換してくれました。止水栓を開けても、もう水は一滴も漏れてきません。あの静かで平和なトイレが戻ってきたのです。 作業が終わり、きれいに乾いた床を見て、心から安堵のため息が出ました。料金も事前に説明された通りで、本当に頼んで良かったと感じています。今回のウォシュレット水漏れ事件で学んだのは、いざという時のために自宅の止水栓の場所を把握しておくことの大切さ、そして、手に負えないトラブルは無理せずプロに任せるのが一番だということです。床に広がる水たまりを発見した時の絶望感はもう味わいたくありませんが、この経験は私にとって大きな教訓となりました。もし同じように突然の水漏れに見舞われた方がいたら、まずは慌てず、止水栓を閉めること。そして、迷わず専門家を頼ることをお勧めします。あの日の我が家のトイレが湖にならずに済んだのは、迅速な判断とプロの力のおかげだったのです。